私が経験した中絶手術とそこに至るまでの話

罪悪感で隠しきれなかった

ワンナイトでまさかの妊娠 | 祖母に付き添われて病院へ | 罪悪感で隠しきれなかった

ところが再び以前の日常に戻れるようになると、両親に嘘をついていたことや胎児の命を奪ったことへの罪悪感が押し寄せてきました。
無責任にその場限りの盛り上がりで性行為をし、それまで大切に育ててくれた両親を裏切った気持ちにもなりました。
ある日家族で夕食をしていたときには、突然涙が出てきて止まらなくなったこともあります。
私は最低な人間だと、徐々に自分を追い込んでいってしまいました。
そしてついに、私は中絶手術を受けたことを家族に明かしました。
術後から1ヶ月は経っていたでしょうから、家族も知らない間に私が妊娠と手術を経験していた事実に驚いていました。
特に父はとても怒っていて、相手の男が誰だとしつこく訊くのです。
それも全て正直に話し、許しを請いました。
翌日両親から私の身体を労わってくれる言葉を聞けたときには、まだ涙が止まらなくなってしまいました。
あの日関係を持った男性に恨みがないと言えば、それは嘘になるでしょう。
今でもたまに思い出しては、複雑に感じています。
とはいえ私にも同じくらいの責任があり、何よりこれを機に学んだことは山のようにあります。
私が授かった子のことも、一生忘れません。
中絶手術を受けた過去は、絶対に消せないのです。
私はこれからも、この過去を背負って精一杯生きていきます。